授業科目名(和文) [Course] |
心理臨床学特論 |
授業科目名(英文) [Course] |
Clinical Psychology |
学部(研究科) [Faculty] |
保健福祉学研究科 |
学科(専攻) [Department] |
保健福祉学専攻 |
単位数 [Point(Credit)] |
前期2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
大学院保健福祉学研究科 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
「心とは何か」、「自己とは何か」について、社会構成主義の立場から、これまでの伝統的な心理学の知見の相対化を試みる。具体的には、ナラティヴ?セラピーの基本的な考え方や技法、ナラティヴ?コミュニティーの事例を学ぶ。そこでは、「心」や「自己」の問題は、その個人の内に閉じられたものではなく、他者との関係性の産物として提起される。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1.心理臨床についての理解を深める. 2.ナラティヴ?セラピーについての基本的な考え方や技法を理解し、その応用事例を学ぶ. 3.社会構成主義に立脚するグループ?ダイナミックスについて学ぶ. |
履修上の注意 [Notes] |
テキストを輪読し、テーマについてのディスカッションを行います.また、テーマと関連のある文献についても取り上げます. |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1. オリエンテーション 2. 物語としてのケア第1章:言語?物語?ケア 3. 物語としてのケア第2章:物語としての自己 4. 物語としてのケア第3章:物語としての病い 5. 物語としてのケア第4章:外在化とオルタナティブ?ストーリー 6. 物語としてのケア第5章:「無知」のアプローチ 7. 物語としてのケア第6章:リフレクティング?チーム 8. 物語としてのケア第7章:三つの方法 9. 物語としてのケア第8章:新しい専門性 10.物語としてのケア第9章:ナラティヴ?コミュニティ 11.物語としてのケア第10章:物語としてのケア 12.グループ?ダイナミックスの理論① 13.グループ?ダイナミックスの理論② 14.グループ?ダイナミックスの理論③ 15.総括 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
プレゼンの内容(70%)と最終レポートで評価します(100%). |
教科書 [Textbook] |
教科書:「物語としてのケア」、野口裕二、医学書院. 参考書:「つながれない社会:グループ?ダイナミックスの3つの眼」、日比野愛子他著、ナカニシヤ出版. |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
その他の参考書や文献は、講義においてその都度紹介します. 心理学に関する基礎的な知識を復習しておいてください. |
開講年度 [Year of the course] |
28 |
備考 | 使用教室:6604(樂木研究室) |