授業科目名(和文) [Course] |
造形デザイン論Ⅰ |
授業科目名(英文) [Course] |
Aesthetic Design Ⅰ |
学部(研究科) [Faculty] |
デザイン学部 |
学科(専攻) [Department] |
造形デザイン学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○吉原 直彦 自室番号(3606)、電子メール(yossie**dgn.oka-pu.ac.jp) 南川 茂樹 自室番号(3304)、電子メール(m3304**dgn.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
前期2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
造形デザイン学科2年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
造形デザインを語るとき、どうしても表層からうかがえる素材を中心に考えがちである。しかし本論では、「素材はテーマではない」を意識づけるため、造形デザインのモノの背後にあるテーマや伝統性、地域性、普遍性?現代性などについて1コマ1題形式で幅広く学ぶことにより、自身のデザインテーマ探しにあたって必要な知識の理解を深めるとともに、心構えを形成する。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1. 素材からの発想ではなく、必要や機能からモノの特性を理解するとともに、新たな発想の可能性を展望できる。 2. 伝統や地域性を理解することによって、新たな価値観を創造できるようになる。 3. 本講義で得られた知識をもとに、新しいデザインテーマを開拓できるようになる。 |
履修上の注意 [Notes] |
?それぞれのテーマについて関連のある文献や資料を自ら調べ、理解を深めること。 ?テーマについてより理解や習熟度を増すために、授業テーマに即して調査研究を行うとともに,その発表を授業内容に含む。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1. オリエンテーション:本講義の概要説明 ?授業概略や目標ならびに講義の進め方について理解する。 2. 道具の話 ?身体の延長としての道具の役割や,文化における違いについて理解する。 3. 工芸の話 ?伝統工芸から現代まで,その意味やあり方について具体的に理解する。 4. 包みの話 ?西洋パッケージとは異なる概念を持つわが国の「包み」について具体的に理解する。 5. 民藝の話 ?生活に根づいてそこから生まれた民藝の特徴や現代におけるあり方について理解する。 6. リ?デザインの話 ?身近な道具やモノに改めて眼を向けこれを未知化するリ?デザインの発想について理解する。 7. 民藝+design、工芸+designの話 ?民藝や工芸を現代デザインの文脈でとらえ直した仕事やその発想について具体的に理解する。 8. 学外見学 ?地域における民藝や工芸ならびにそこから派生した新たな仕事について実地に見学し、理解を深める。 9. モノに潜む情報の話1. 美学編 ?デザインのモノの背後に潜む古典的比例の原則や現代的な技術のもたらす美について理解する。 10.モノに潜む情報の話2. 寸法編 ?デザインのモノの背後に潜む身体的な情報について寸法を中心に理解する。 11.モノに潜む情報の話3. 現代編 ?現代デザインにおけるモノの背後に潜む発想の源について具体的に理解する。 12.デザインと環境の話 ?環境としてのデザインのあり方について具体的に理解する。 13.ブランディングの話 ?広がりをみせるブランディングの考え方を学びセルフプロデュースのあり方について理解する。 14.アートとデザインの話 ?アートとデザインの違いやそれらの融合について具体的に理解し自身の方向性について考える。 15.デザインの可能性の話 ?これまでの講義をふまえてデザインの可能性について学び、考察する。 16.まとめ ?講義ノートを用いてプレゼンテーションを行う。 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
レポート:80%、出席状況及び授業態度等:20% |
教科書 [Textbook] |
教科書:プリント(毎回配布) 参考書:適宜、案内する。 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
? 造形デザインスキルは日常の観察と記録(インプット)、実験?研究的精神に基づく制作(アウトプット)及び他者評価の引き込みの循環なしには向上しない。そのため、原則として毎回、テーマに即したレポート発表を行うので準備すること。 |
開講年度 [Year of the course] |
28 |
備考 | ? A4 サイズのファイルを講義ノートとして使用する。初回の授業にて指示を行うので、準備すること。 |